1 題材名 「給食パワーアップ大作戦」

2 題材について

 「食」文化の根幹である。子どもたちに起こる様々な問題の根本には「食」の問題がるとも言われている。平成17年には「食育基本法」が制定され学校・保護者・地域社会が連携しながら,子どもたちの食に関する指導を行うことが求められている。また平成18年2月には,中央教育審議会教育課程審議経過報告が出され,食育で指導されりべき内容が答申されており,子どもたちにとっての緊要の課題であるといえる。      これまでも,学級活動(2)の内容として,給食指導は行われてきた。今まで以上に様々な内容の指導のが求められるなか,教科・領域における相互の関連や位置づけを明確にしながら実践を進めることが重要であると考える。

 児童においては,明るく元気で仲良く生活している。話合いの活動では,自分の考えを表現することを苦手にしている児童もいるが,全体で確認したことを守ろうとする意識は高い。また,係活動も主体的・計画的に取り組み,創意を生かした活動が見られるようになってきた。

 給食時間については,,騒いでいて準備や後片付けに時間がかかることもある。メニューによっては残量の多いものもあるが,給食をほとんど残さずに食べる児童が多い。アンケートの結果からは,準備や後片付けを素早くしなければならないと感じている児童がほとんどで,嫌いなものがあるために給食を全部食べることができないと答えた児童が数名見られた。

 そこで,展開にあたっては,児童の実態と課題意識をもとにして,後片付けの場面と好き嫌いについての2本立てで取り上げる。後片付けについては,学級全体の課題を個人で反省し改善の手だてを明らかにしたい。好き嫌いについては,個人の課題について,克服体験を出し合うことで,仲間の頑張りにふれふれ,学級全体で支援していこうとする穏やかで励まし合う雰囲気づくりの醸成を目指したい。

 これらの活動を通して,自分たちの生活を仲間ともによりよいものにしていこうとする意識を高め,行動化を進めていくとともに,食育の展開において学級活動が担うべき内容と,指導計画の系統性・順次性を明らかにする一助としたい。

 小中学校の1760回もの食事の時間mが,子どもたちにとって,確かな学習の場であり,日々の食事を通して望ましい食習慣を身に付けることができるように,この学級活動の時間が,その意識を新たにする機会となることをねらっている。

2 目標

○自分たちの給食時間を見つめ,改善しようとする。

 

3 指導計画

 項目

内容

場面

 事前調査

○「誰が見ても素晴らしいと感じる給食時間の過ごし方とは」

○「好きな給食メニュー苦手な給食メニュー」

給食の好き嫌いについて

9月中に実施

 本時の意識化

本時の内容の予告

帰りの会

10月

 本時

後片付けについて

好き嫌いについて

 学級活動

 実践に向けて

後片付けの「みんなで頑張ること」を掲示

給食時間の頑張りと励まし(教師も仲間も)

後片付け時の小さな進歩を大きく認めることの継続

翌日からの給食時間

 4 本時の主張

 給食の時間は適度な会話を楽しみながら,発達段階なりに給食の意義をふまえ,生産者や作ってくださった方への感謝の気持ちを持つことが大事な時間だと考える。

 事前調査の結果と日常の指導をふまえ,本時は2つのテーマに絞り込んだ。これらを学級で話し合うなかで,以下の点について子どもが考え実践化に向かうことをねらっている。

○片付けの場面での,自分の行動を振り返ることができる。

○片付けについて具体的なめあてを持つことができる。

○友達のために克服体験やアドバイスを発表することができる。

○苦手な食べ物にも少しでも挑戦しようとする。

○友達の発表に耳を傾ける。

 この達成のために1)個と集団のかかわりを大切にする。2)日々の自分を振り返る。3)仲間と励まし合う場を意識する。これらを通して給食時間の改善を図るのとともに,学級における「話合いの活動」の改善も目指したい。

<授業仮説>

 1)授業のねらいと事前調査を確実に関連させ,児童の課題意識に根ざしたテーマを設定することにより,話合いの活動は活性化し,学級を改善しようとする意識が高まる。

2)児童の課題意識に根ざした2本のテーマに絞り込むことにより,個と集団の関係を適切にとらえ,自他をい認め合いはが増し合っていこうとうする支持的な風土が醸成され,行動化・実践化が図られる。

 

5 本時

(1)目標:よりよい給食を目指して,後片付けと好き嫌いの問題について話し合い,学級全体で解決に向かおうとする。

(2)準備:事前調査の結果,給食片付けを収録したVTR

(3)展開

 

展開

 

<テーマ>

よりよい給食を考える

 

 

<柱1>

後片付けを考える

 

 

<柱2>

好き嫌いを考える

 

 

<まとめ>

○年○組のよりよい給食を考える

 

 

自己・集団決定

→実践化へ

・小,中で食べる給食の食数クイズ

・アンケートからわかること〜片付け,好き嫌い

・後片付けに時間がかかるし,少々騒がしい。(全)

・よい後片付けとは〜どうすれば理想に近づけるか。

・活動を妨げた自分の行動を振り返る。

<VTR視聴〜視聴の場を検討>

 

後片付けで気を付けることを確認

・アンケートをもとに好き嫌いにふれる。

・嫌いなものを発表〜反応について指導(個)

・克服体験を交流し個人課題を全体で支援〜発表(全)

 

・克服する姿をどう応援していくか。

 

・明日から頑張ること

・今日の話合いの活動を通した感想

・給食時間へ〜次の学級活動へ

〜学級をよりよくしていこうという意識化

4 評価:よりよい給食を目指して,後片付けと好き嫌いの問題について話し合い,学級全体で解決に向かおうとしていたか。

 

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